会員の皆様へ

山形県作業療法学会

第24回山形県作業療法学会を終えて  作業療法の専門性 ~あふれる想い~

第24回山形県作業療法学会 学会長
三友堂リハビリテーションセンター 井上一樹

 去る平成28年5月21~22日の2日間に渡って、第24回山形県作業療法学会を米沢で開催させていただきました。開会式では、山形県健康福祉部健康長寿推進課長の高橋浩也様、米沢市長の中川勝様、一般社団法人山形県理学療法士会会長の高橋俊章様、山形県言語聴覚士会副会長の大友美香様の4名のご来賓の方々のご臨席とご祝辞を賜りまして誠にありがとうございました。また、山形県、米沢市をはじめとする置賜地域3市5町、並びに関係団体、合計34の団体の皆様より後援を賜り、心より感謝申し上げます。置賜地区では4度目の開催となった訳ですが、県内各地から353名ものご参加をいただき盛会に終えることができました。これも松木会長をはじめ、何度もご相談に応じていただきました県士会三役の皆様、並びに県士会員の皆様のご助力と置賜地区全会員で組織された実行委員の献身的な協力に深く感謝申し上げます。

 さて、今回の学会テーマは「作業療法の専門性 ~あふれる想い~」とさせていただきました。「専門性」とは特定の領域に関する高度な知識と経験のことを表しております。まさに学会は知識と経験をもとに作業療法を検証する場であり、さらに対象者、作業療法士双方の「何とかしたい」とのあふれる想いによって専門性がより高められるとの思いからテーマを定めました。

 特別講演では、「作業療法におけるADLの分析」について、九州栄養福祉大学作業療法科教授(元誠愛リハビリテーション病院副院長)の渕雅子先生よりご講演いただきました。研究結果と臨床実践とマネジメントまでをわかりやすく的確にお伝えいただき、限られた時間の中でも、非常に濃い内容であったと思います。研究結果からは、三次元動作解析装置や床反力計を用いたデータから、坐位での下肢挙上におけるコンポーネントは、頭の位置が正中から外れないこと、挙上した側の床反力が高まることなど、客観性をもって説明していただきました。また、臨床実践では、課題、環境、個別性をみて、その相互作用の中からActive Movementを分析し、より良くなるために何を調整すればよいかを判断できることが重要であることを学びました。まさに今の作業療法士に求められることであり、我々が追求して実践しなければならないことであると痛感しました。

 県民公開シンポジウムは「自閉症スペクトラムへの支援 ~ライフステージを通した県内での関わり~」のテーマで、シンポジストとして発達領域に従事する作業療法士と、発達支援に携わる専門職の方々からご意見をいただきました。作業療法士はもちろんですが、121名もの一般の方が参加され、関連職種の立場、家族としての立場など様々な方々に多数ご参加いただきました。県内での取り組みを知っていただく良い機会となったと思っております。この県民公開シンポジウムは、企画の段階からアドバイスをいただきましたアーチの小川友美先生のお力添えがあったからこそ実現いたしました。ご尽力くださいました小川先生に深く感謝申し上げます。

 先輩OTのミニレクチャーでは、県内で活躍する3分野の先生よりご指導いただきました。スケジュールの関係で時間短縮の中でしたが、3分野とも知識と経験から裏打ちされた非常に濃い内容であったと思います。

 演題発表では、口述、ポスター合計36演題の発表がありました。演題をまとめるに当たり、子供を寝かしつけてから夜な夜な時間を工面された方、発表目前のドクターストップで涙をのんだ方、または以前に同様の理由で発表できなかった方の再チャレンジなど、演者の方々は、それぞれの立場で大変なご苦労があったことと思います。この努力に対し心より敬意を表します。

 最後になりますが、昨年、置賜から北海道医療大学へ職場が変わりました鈴木由美先生より学会会場へお花を頂戴しました。由美先生をはじめ諸先輩方、置賜地区の皆様方に支えられて頑張れる幸せな環境にいることに大変感激いたしました。来年は、佐藤千鶴子学会長のもと、庄内地区で第25回学会が開催されます。山形県の作業療法が、ますます発展することを期待するとともに、皆さんで庄内学会を盛り上げていきましょう!!

第24回 山形県作業療法学会概要

学会名 第24回 山形県作業療法学会
テーマ 「作業療法の専門性 ~あふれる想い~」
学会長 井上 一樹 氏
会期 平成28年5月21日(土)~22日(日)
※詳細は学会開催要項をご覧ください
会場

伝国の杜
〒992-0052 米沢市丸の内1丁目2番1号
TEL 0238-26-8000

内容

演題発表
一般演題・指定演題(「認知症」・「生活行為向上マネジメント」)

特別講演(関連職種限定公開)
「作業療法におけるADLの分析」 渕 雅子 氏

県民公開シンポジウム
「自閉症スペクトラムへの支援 ~ライフステージを通した県内での関わり~」

ミニレクチャー

機器展示

※詳細は学会開催要項をご覧ください

参加費 両日参加4,000円(会費未納者8,000円 学生1,000円)
1日参加2,000円(会費未納者4,000円 学生500円)
*一般社団法人山形県作業療法士会の規定により、県内の作業療法士で非会員の方は学会参加ができなくなります。尚、4月入職者を除き学会当日において、平成28年度会費未納者は、上述のようになりますのでご注意ください。
申し込み方法
および締め切り
お申し込みは、山形県作業療法士会ホームページからの事前申し込みとなります。申し込みフォームに必要事項を入力し、平成28年4月22日(金)までにお申し込みください。
宿泊 宿泊はご用意しておりませんので、各自で手配をお願い致します。
懇親会 日時:平成28年5月21日(土)19:00~
会場:東京第一ホテル米沢
会費:5000円
学会に関する
お問い合わせ先

第24回山形県作業療法学会 事務局
介護老人保健施設あづま 海藤 大介
〒992-1461 米沢市大字李山8132-11
TEL 0238-38-5535
電子メールアドレス:d24yotgakkai@outlook.jp

学会申し込み受け付けは終了しました
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