山形県作業療法士会

県学会

第22回山形県作業療法学会を終えて

第22回山形県作業療法学会
学会長 沼澤幸恵

去る5月17,18日の二日間にわたり東根市にて開催致しました。ご臨席賜りました東根市長、一般社団法人山形県理学療法士会長、山形県言語聴覚士会長、松木会長ならびに実行委員の皆様、そして県内全域から参加して下さった会員の皆様へ御礼申し上げます。

今年は、新たな取り組みとして 1、ホームページからの参加申込システムの導入 2、ポスター発表企画 の2点を実施しました。回を重ねるごとに会員も増え、規模も大きくなってきた学会です。参加していかがでしたでしょうか。演題数は、27演題(内 ポスター発表 9演題と若干少なかったように思います。参加者数は、2日間通して334名、一般公開講座には、地域住民57名の参加がありました。職業別内訳としては、主婦、施設職員、介護支援専門員、学生、看護師、教員等でした。松木会長の意図する、枠を超えた学会開催に少しでも近づけたのではないかと思います。

学会テーマは「地域で生きる~意味のある作業と共に~」でした。手元の抄録集とチラシを見て頂けるとお分かりになると思いますが、青空と新緑に囲まれた地域性を存分に表現し、その人の生き様が現れた作業場面を表紙にしました。

また、企画では村井千賀先生より地域で作業療法を展開していくための生活行為向上マネジメントを通したスキルアップとパワーあふれる作業療法士像に感銘を受け、一般公開講座では地元で地域医療を精力的に実践していらっしゃる荒川光昭先生より「地域は病棟、住居は病室、道路は廊下、携帯電話はナースコール」という発想のもとに24時間診療を23年も前から継続している現状を紹介されました。地域診療においては、この様なモデル事業所がより多く増え、そこに作業療法士の導入が出来ればという思いが募りました。

シンポジウムでは、病院から在宅へつなぐ作業療法、そこに関わる介護支援専門員の藤橋氏を招き、専門職の中でどのように「作業療法」「作業療法士」が認知されているのか、今後 専門性を発揮して欲しい点について発表され、興味深く聴講致しました。

後日、山形県作業療法学会の開催がラジオや山形新聞に記事として取り上げられました。リハビリテーションにおける作業療法の位置づけがより一層高まったことの証だと思いますし、盛会であったと感じています。そして、その陰には多くの方の御支援・ご協力がありました。再度、この場を借りて心より御礼申し上げます。

学会の参加には、様々な形があります。企画運営に携わる方、演題発表に挑戦する方、査読や座長で貢献する方、質問や議論で知識を確認し追求していく方、聴講して研鑽する方などです。それぞれに明日への原動力として研鑽を重ねるきっかけになったことと思います。来年度は、更なる目的を持って参加できましたらより一層意味のある学会参加になることと思います。

第23回 山形県作業療法学会は、山形北地区担当です。伊藤朋子学会長はじめ実行委員の皆様へバトンをお渡しいたします。ますます盛会となりますよう、心より期待しております。誠にご参加ありがとうございました。

平成26年5月 吉日

学会当日の様子

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第22回 山形県作業療法学会 ご挨拶

謹啓

盛暑の候、会員の皆様におかれましてはますますご清祥の事とお喜び申し上げます。

さて、第22回山形県作業療法学会の日程が決まりましたので下記の通りご案内申し上げます。地域における生活支援が推進されている中、作業療法士の地域での活躍の場が拡大しております。本学会は『地域で生きる~意味のある作業と共に~』をテーマに掲げました。医療現場から地域まで継続してその人らしい生活を支援していくために、作業療法士の専門性の原点である"Occupation"をもう一度確認し、自身の作業療法を再考する場にしたいと考えております。

学会内容は、特別講演や一般公開講座、口述、ポスターでの演題発表を予定しております。山形県士会会員も年々増え、様々な分野で活躍されている中、今後の作業療法力を高めていける原動力になるような学会を目指して実行委員一同準備を進めております。

多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

謹言

学会名 第22回 山形県作業療法学会
会期 平成26年
5月17日(土) 12:00~17:30
5月18日(日) 9:00~12:30
会場

東根市さくらんぼタントクルセンター
東根市中央1丁目5 番1号
TEL 0237-43-1155

学会長 沼澤 幸恵
テーマ 『地域で生きる~意味のある作業と共に~』
学会概要

(1)特別講演
村井 千賀先生 石川県立高松病院 作業療法士

(2)一般公開講座
荒川 光昭先生 大蔵村診療所 医師

(3)その他
演題発表 機器展示等

内容 ・演題発表
・特別講演
・一般公開講座
・機器展示 等
参加費 両日参加 4000円 (非会員:8000円 学生:1000円)
1日参加 2000円 (非会員4000円 学生500円)
4月入職者を除き、学会当日において一般社団法人 山形県作業療法士会の平成26年度会費未納者は、非会員扱いになりますのでご注意ください。
演題募集について
(11月末まで延長)
演題募集要項をご確認の上、ご応募ください。
皆様からの多数のご応募お待ちしております。
宿泊、懇親会 宿泊に関しては、各自で手配をお願い致します。
懇親会については、会場、金額等、詳細は後日改めてお知らせいたします。
申し込み 学会参加申込につきましては、学会詳細が決定次第、改めてご連絡いたします。
その際にお申し込みください。

学会申し込み受け付けは終了しました

学会に関する
お問合せ先

第22回山形県作業療法学会事務局
北村山公立病院 機能回復訓練室 伊藤 麻子
〒999-3792 山形県東根市温泉町2-15-1
TEL 0237-42-2111 FAX 0237-43-6169
電子メールアドレス:rihabiri@hosp-kitamurayama.jp